2025年7月8日 (火) 17:39
昨日7月7日(月曜日)は二十四節気の「小暑」でした。季節のお便りはこちらからどうぞ→https://okami-letter-24.chichi.co.jp/summer05
前回は「肝の臓」について書きました。
今回は肝の親に当たる「腎の臓」についてです。
腎の話も初診の患者さんにはほとんど説明しています。
まず腎のグループに何があるかというと……
・腎臓・膀胱・卵巣・精巣・脳・脊髄・骨・ホルモン系・扁桃腺・耳などです。
年齢とともに耳が遠くなったり、骨粗鬆症が進んだり、ボケや
脳梗塞になりやすくなるなどの老化現象は「腎の臓」が弱ってきた証拠です。
老化現象=腎虚(腎のエネルギーの低下)ということです。
如何に腎を正常に保つかが若さの秘訣といえます。
腎のエネルギーは「先天の気」といって生れた時に親から
授かるもので補充が効かないと言われています。
そのため、胃腸系があり水や食物を消化吸収して後から
自分で勝ち取っていく「後天の気」があります。
腎虚で身体が弱くても胃腸をしっかり保つことで先天の気の
使い減りを防ぎ、ある程度健康で長生きすることが出来ます。
続きはまた次回に……。